私的 RICOH GR DIGITAL III モノクロRAW現像における留意点
RICOH GR DIGITAL IIIを購入して1ヵ月。
ちまちまと街かどスナップを続けているのですが、
僕の場合はプログラムオートか絞り優先で撮る事が殆ど。
一眼レフやミラーレスではなく、
気軽にスナップをする為に使うカメラなので
露出はカメラ側に任せてしまったほうが
楽しくスナップする事ができるからと考えています。
このGRというカメラ。
GR LENSという非常に評価の高いレンズを積んでいるのですが、
評価に違わず非常にシャープな写りをします。
10年近く前のカメラなので、正直背面液晶は綺麗とはいえず、
購入当初は現場でプレビューした時と自宅のmacでデータを見た時の
ギャップに驚かされていました。
この1ヵ月の間にスナップした写真の中から
モノクロ現像が合いそうな写真を選んで
モノクロ現像をしてみたのですが、
その中で気づいた事、気をつけた事などを書きたいと思います。
あくまで個人的観点からのレビュー&作例ですので
相違等あるかと思いますがご容赦ください。
1/1.7という小さいセンサーサイズからも伺い知る事ができると思いますが
ハイライト側からシャドウ側までの滑らかな階調を表現するカメラではなく、
また、ダイナミックレンジも狭いので必然的にコントラストの高い画を
出しやすい環境のカメラだと思います。
レンズもこの特性をカバーするのではなく、
強みとして活かす方向に振っているように感じます。
僕自身はシャドウ側が塗り絵のようにべっちゃりと塗りつぶされた画が
あまり好きではないので、モノクロ現像をする再は特にシャドウ側に気を配りながら
RAW現像を進めていきます。
それはカラーであれ、モノクロであれ同じなのですが、
モノクロ現像では比較的重めの現像をしていきます。
しっかりと重い画作りをしながら
尚且、シャドウ部分の階調を潰さないように気をつけながら
RAW現像をしています。
GRに積まれているレンズ自体が高コントラストで
シャドウ側が詰まりすぎる傾向にあるように思うのですが、
同時にシャドウ側にオイシイ所があるように思うのも確かなので、
その辺のバランスを考えながら現像をするのが非常に楽しいです。
これからも定期的にモノクロ現像をやっていきたいと思います。
camera : RICOH GR DIGITAL III
digital tool : Adobe Lightroom CC (mac)