contax aria と雨の本州最南端
ずーっと前から欲しいと思ってたカメラがあります。
contaxブランドが最後に出したコンパクトで軽量なフィルム一眼レフ。
その軽量さも相まって一眼レフでありながら現在で言う所のα7などの
少し大きめのミラーレスカメラのような感覚で持ち歩けて
しかもカールツァイスのレンズが使えるカメラ、それがcontax ariaです。
今回、ワケあり品として安く手に入れる事ができました。
それも撮影モードを変えるためのロックボタンが欠品になっているだけで
それ以外は全く問題なく動く実用品。
普段はマニュアルしか使わない僕にとって
このボタンがあるかないかなんていうのはどうでもいい話なのです。
これは縁だなと思いお迎えいたしました。
早速ariaに以前紹介したDistagonの35mmをつけて本州最南端の地・串本町と、マグロで有名な那智勝浦町に行ってきました。
今回は全編フィルムオンリーです。
少々お付き合いください。
とりあえず本州最南端の潮岬へ直行してそれから色々な所に行きました。
が当日は雨。
それでもめげずにしっかりと写真を撮ってきましたよ。
さすが本州最南端。
視界全部が海になります。
串本町はトルコ船「エルトゥールル号」の話で有名な地でもあります。
昨年「海難1890」という映画が公開されたのも記憶に新しいです。
記念碑や施設なんかが沢山あります。
串本には大島という島があり、人々が生活する小さな島があるのですが、
行ってみたいお店もあったのでくしもと大橋を渡って大島へ。
島では漁業などをしながら人々が暮らしています。
大島で行きたいお店、
nagiさんというパン屋さんなのですが、
本当に流行っていて5畳くらいのお店の中が人で溢れてました。
なので店内は撮れなかったんですが、雰囲気だけ。
写せたのはパイのみ。でも美味しそうでしょう?
本当にここのパンが美味しかったです。
もっとお店の写真が撮れればよかったのですが
まぁ、仕方ないですね。
大島で有名な観光地が「海金剛」。
21世紀に残したい日本の自然百選にも選ばれており、
wikipediaによると、
「紀伊大島鷹ノ巣岬の断崖下の海面から荒々しく切り立つ巨岩が連なる海岸線」
のことらしいです。
大島を後にし、まぐろで有名な那智勝浦町へ。
今まで降ったり止んだりだった雨もここで大雨に変わります。
南国なので降り方もすごい。
雨が降っている間、まぐろ丼を食べながら雨宿り。
本当は決めていた有名店に行きたかったのですが営業時間内に間に合わず。
近くのお店でまぐろ丼をいただきました。
充分美味しかったですが今度は決めていた有名店に行きたいです。
マグロ丼を食べている間に雨が小振りになったので少々あたりを散策。
バスターミナル近くからは竜宮城を模したホテル浦島行きの船が出ています。
亀の形をした船なんですね。亀に乗って竜宮城に行くみたいです。
フェリーなんかも停まっています。
フェリーってなんか好きなんですよね。
カラーリングとか、この角ばった感じとか。
フェリーが停まってると何故か撮っちゃうという笑
一通り散策したら帰りながら気になるものをみつけては
車を停車させて写真を撮りながらゆっくりと帰っていきます。
すさみ町まで帰ってきた所でBUSHというお洒落なカフェでちょっといっぷく。
ここは以前にも来たことがあり、また行きたいと思っていた所なので行けてよかったです。
他のお客さんもいたのでここでも店内は撮れませんでしたが本当にお洒落なカフェなんですよ。
ゆっくりと休憩した後は帰りながら気になるものをパシャパシャと。
和歌山の南の方へはあまり行く機会がなかったのですが、
もっと生まれ故郷である和歌山の事を知りたいという心境になってきているのもあり
今回日帰りではありますが串本・勝浦の方へ行ってきました。
生まれ故郷の和歌山ですがまだまだ知らない所や行ったことがないところがいっぱいで
もっともっと和歌山の事を知りたいなと思うような旅になりました。
非常に微力ながら定期的に和歌山の魅力を発信していけたらなと思います。
camera:contax aria
lens:carl zeiss distagon 35mm f2.8
film:fujicolor C200
OLYMPUS PEN EE-3で散歩
ハーフサイズカメラとして一世を風靡したカメラ、OLYMPUSのPENシリーズ。
僕はその中でもEE-3というモデルを使用しています。
操作は至って簡単。
フィルム巻き上げのダイヤルをジコジコと回してあとはシャッターを切るだけ。
露出もカメラ側が完全にオートで制御してくれるので作品撮りというよりは日々の何気ない日常をスナップするのに丁度いいんですよね。
構図がどうとか、光がどうとかという堅苦しい所から離れて、「写ルンです」のような感覚で使えます。
ハーフサイズなので36枚撮りフィルムを入れると72枚撮ることができます。
なので気軽にいいな、と思った瞬間をパシャパシャと撮っています。
カバンやポケットに入れておけて撮りたい時にシャッターを押すだけの簡単なカメラ、PEN EE-3、気軽に写真を撮ることの楽しさを教えてくれるこのカメラ、これからも大事に使っていきたいと思います。
camera:OLYMPUS PEN EE-3
film:FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM 400
マタニティフォトを撮らせていただきました。
人生初、マタニティフォトを撮らせていただきました。
若いご夫婦ととても幸せいっぱいの時間を過ごさせていただきました。
とても笑顔の絶えない素敵なご夫婦、撮ってる時も、家で編集作業してる間もニヤニヤがとまりませんでした。
今回はいつもとは作風を変えて、被写体を引き立てるエディットを施してあります。
妊婦さんの肌の色には特に気をつけながらハッピーな色合いに仕上げてみました。
camera:Nikon D600
lens:Planar 50mm f1.4 zf.2
今回、撮影の合間に最近安く手に入れた二眼レフカメラ、
yashicaflexでも撮影していたのですが、
それが予想以上の写りで驚きました。
もうちょっと緩〜い描写になるのかと思っていたら
案外シャープに写ってびっくりしました。
yashicaflexとFuji PRO400Hの組み合わせ、いいですね。
camera:yashicaflex
film:Fujifilm PRO400H
マタニティフォトに限らず、カップルフォトやポートレートなどもっともっと積極的にやっていきたいなと思いました。
撮影依頼受け付けておりますので
お気軽にコメント欄やinstagramにご連絡ください。
レンズレビュー 〜 X-T1とCarl Zeiss Distagon 35mm f2.8〜
レンズレビュー
CarlZeiss Distagon 35mm f2.8
最近はほぼFujifilmのX-T1を持ち出すのですが、センサーがAPS-Cなので、(センサーサイズの話はここでは割愛します)スナップやポートレート用に35mm換算で50mmの標準画角になる35mmのレンズが欲しいなと思っていました。
中古カメラ店で中古並品としてとても安く手に入れることが出来たレンズ、CarlZeiss Distagon 35mm F2.8を僕なりの視点での使用感などを書きたいと思います。
このレンズ、フィルム時代の1990年代初頭に生産されたレンズなのですが、写りや発色なんかは充分現在の高級レンズにも引けをとらない写りをします。
写りなんか見てるとオールドレンズとは言えないですね。
写りそのものは少し硬めな印象。
ボケもトロトロ〜っととろけるようなボケではなくて、滲むようにさりげなくボケます。
あと、このレンズは寄れないのですが、自分はX-T1につけて50mm付近の標準画角のレンズとして使用しているので最短撮影距離が40cmというのはあまり気になりません。
nikkorの50mmや同じカールツァイスのPlanar50mmなんかは最短撮影距離が45cmなのでちょっとだけ寄れるようになった感覚ですね。
自分の場合、寄って背景をぼかしきるような撮影方法をしないのでこれだけ寄れればむしろ充分で、気になった事がありません。
最短撮影距離が40cmであること、解放F値が2.8であることでボケすぎず、被写体を適度に浮き立たせる位に背景がボケてくれます。
被写体を引き立てながら背景の様子もわかるように撮ることが多いのですが、このバランスがちょうどよいですね。
写真の立体感が素晴らしく、撮った絵を見てドキッとすることも多いです。
ハイライトやシャドウ部もよく粘るのでRAW現像時にも普通なら残らないであろう情報がちゃんと起き上がってきます。
自分は普段F4を基準にそれより絞るか、開けるかをその時々で絞りを変えるのですが、このレンズ、F4の時だけ絞り羽根が手裏剣形になるので使えません。
なので人や動物、植物なんかを撮るときはF2.8解放で、スナップの時はF5.6かF8で使っています。
とはいえ驚くのが絞り解放の時の写り。
人なら髪の毛一本一本まで写しながら硬く写りすぎないので、あまりレンズを解放で使わない自分でもこのレンズを使う時だけは積極的に解放を使いたくなります。
多分35mmという画角と2.8という解放値、F4での絞り羽根形状が手裏剣形になることを思うとF8〜F11でガチガチに撮った方がこのレンズの良さが生きてくるんだと思います。
カタログスペック的には地味で、あまり人気が無いのか中古カメラ屋さんで20,000円前後で手に入れることが出来るこのレンズ。
長く写真をやっている方や相当な数のレンズを持っている方々に言わせるとなんて事はないレンズなのかもしれません。
カタログスペックで見るのではなく、それが撮っていて楽しいレンズか、撮った写真に自分が納得出来る写りをするレンズかの方が重要だと思うので、カタログスペックに惑わされずに皆にレンズを選んで欲しいなと思います。
たとえ安いレンズでも自分はこのレンズが好きだから使ってますと言えるのが幸せですね。
あまり人気のないこのレンズですが僕は自信を持って好きだと言える、そんなレンズです。
2017.6.18日高サミットにて 〜モデル松本舞さん〜
6/18(日)
由良町の白崎にて開催されたフォトウォークに参加してきました。
みなべ町出身のモデル松本舞さんを招いてのフォトウォーク。
とてもほんわかとしたモデルさんでした。
淡くて柔らかい色づかいをする僕の作風に
ぴったり合ってると思います。
モデルさんとしてではなく、
一人の女性として自然な雰囲気で
撮れていると嬉しいです。
レンズはDistagonの35mmF2.8で撮りきりました。
X-T1につけると50mm付近の標準画角になりますね。
あまりカタログスペックには興味ないのですが
最近使ってるこのレンズ、とても気に入っているんで
近々レビューなんかできればと思っております。
camera:Fujifilm X-T1
lens:CarlZeiss Distagon 35mm F2.8 (c/y)
monochrome 〜印南漁港と猫〜
現実世界を非現実世界にするのと、
色に囚われない写真表現の訓練として
度々モノクロ写真を撮るのですが、
今回は自分の地元である印南町の漁港で
撮ったのでアップします。
一言に写真といってもその表現方法は人それぞれ。
自分は色々な表現方法を使いながら
色んな表情を作り出したいなと思うタイプなので
淡いふわふわな写真からカッチリハードな写真まで
なるべく幅を持たせたいなと思いながら日々写真を撮っています。
モノクロの時は階調や質感を大事にしながら
エディット作業を進めていくのですが
「色」でのごまかしが効かない分
考える事が逆に増えるような気がします。
漁港といえば猫ですよね。
ここ印南漁港にも例に漏れずたくさんの猫たちがいました。
camera:Fujifilm X-T1
lens:contax carl tweiss distagon 35mm f2.8 (c/y)